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2007年4月26日 (木)

素人で悪かったね

自民、新憲法制定へ集会 首相、改正に強い意欲(朝日新聞)

 自民党は24日、東京都千代田区の九段会館で「新憲法制定推進の集い」を開いた。安倍首相は、現行憲法が米占領下で制定されたことを強調し「基本法である以上、その成立過程にこだわらざるを得ない。自民党総裁として、憲法改正を必ず政治スケジュールにのせる」と改めて改憲への意欲を表明した。

 自民党が05年11月に新憲法草案を発表して以来、「新憲法制定」をうたって集会を開くのは初めて。首相のほか中川秀直幹事長、中川昭一政調会長、中曽根元首相、中山太郎衆院憲法調査特別委員長らが出席した。

 首相は、党是である改憲について「いよいよ私たちの時代にこそ、宿題を果たさなければならない」と主張。その理由として(1)現行憲法は占領下でGHQ(連合国軍総司令部)の素人により起草された(2)長い年月がたち、時代にあわないものもある(3)新憲法制定こそ、新しい時代を切り開く精神につながる――を列挙した。

(後略)

ウェブ上の検索だと、安部首相の発言内容を列挙しているのは朝日新聞だけで、毎日、日経には発言の詳細はなし。読売、産経には記事自体なし。意外。
四国新聞、山陽新聞などの地方紙には朝日と同じような記述が見える(朝日の記事配信を受けているという可能性もある)。自民党のサイトには「素人」云々という記述はない。

と、以下は朝日の報道が事実だとしての話なのだが、もう突っ込みどころが多すぎてたまらない。

>>(1)現行憲法は占領下でGHQ(連合国軍総司令部)の素人により起草された
>>(2)長い年月がたち、時代にあわないものもある


ああ、そうですか。その「素人の起草した現行憲法」に基づいて選出された首相が、よくその口で言えるな、と。リスペクトがないよ、リスペクトが。

だいいち、改憲は最終的には国民投票で決せられますよね。その投票の有権者は、われわれ政治の素人であるところの国民なんですが何か?

つーか、憲法の出自にこだわる考え方こそが、お家柄、血筋にこだわる旧家みたいで、それこそ「時代にあわないもの」だと思わないのかね、この人は。「あんたなんて、どうせあのお坊っちゃま大学の出でしょ」と言われたらきっと頭来るでしょ?

FC東京ファンにわかりやすいように言うと「しょせん東京なんて、アマラオ、ケリー、ジャーン、ルーカスと外人依存でしょ。だからダメなんだ。」、あるいは「浦和が強くなったと言っても、三都主にネネにワシントンにポンテに闘莉王に、しょせん外人の力だし、もともとは東京の三菱自動車サッカー部でしょ。そんなの価値ない」と言われてる感じ(似たようなことを言ったサッカーライターがいましたね)。あるいは、アーセナルもチェルシーもバルセロナもレアル・マドリードも現監督やエースストライカーは母国人ではないが、「だからダメ」なのか?

ああ、もう頭に血が上ってしまったが、私は「憲法改定」という行為自体は否定しない。不具合なところがあれば堂々と議論して修繕すればいい。ただし、首相が改憲に関して発言するときは、具体的不具合について語る前に「自らの手で憲法を制定することが...」と必ず発するのだよ。何度聞いても、彼の本心が「だって自分が作ったものの方が気持ちがいいでしょ」程度のものにしか見えないのだよ、私にゃ。

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