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2010年4月13日 (火)

静かなベルナベウ(El Clasico)

Barça triumph in 'El Clásico' (UEFA)

WOWOWにてテレビ観戦。

昨シーズン、サンチャゴ・ベルナベウでの惨劇(2-6でバルサの勝ち)の記憶が、いまだに生々しく残るクラシコ。あのときはレアル・マドリーのカミカゼアタックが、言葉本来の意味通り玉砕したのだが、さすがに今年はそんなことはあるまいと思って見ていた。しかし見たのは、繰り返されるレアルの失望と、バルサの凄みだった。

象徴的だったのが後半。ペドロの追加点の直後、レアルはグティを入れ反撃を図る。そのグティはうまく起点となって、2回の決定的チャンスを作り出す。いずれもビクトル・バルデス(この日のバルデスは神)が好セーブでしのいだものの、試合の流れは完全にレアルに傾いたように見えた。
(何でグティが先発じゃなかったのかねえ)

バルサが流れを引き戻したのはこのあとすぐ。メッシが2回決定機を迎え、レアルはカシージャスの、これもスーパーセーブで何とかしのぐ。3点差にはならなかったが、このあたりでスタジアムの空気はすっかり冷えてしまった。「バルサには勝てそうもない...」「これ以上前に行くとやられる...」そんな雰囲気が充満し、テレビから聞こえてくるのは、80000万人のうち400人しかいないはずのバルササポの歌声ばかり。残り10分あるのに、そこから2点取ることはサッカーではよくある話なのに、もう席を立つファンたちが映る。白いハンカチを振る気力もなさそう。かつてロナウジーニョにスタンディング・オベイションを贈ったときよりも、去年の試合で4-5分あるはずのロスタイムを審判が全く取らなかったときよりも、さらに重い沈黙が流れていた。あんな静かなベルナベウを見た記憶がない(テレビ越しだけどさ)。

試合終了後、途中出場のラウルは誰よりも速く白いユニフォームを脱いだ。もう来季はここにいないことを決意したのだろうか。

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