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2011年2月18日 (金)

Jリーグに客を呼ぶために(1)

2001年-2010年Jリーグ平均観客数推移

20110219

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Jリーグ公式サイトのデータより作成しました。リーグ戦のみの集計です。

この不景気の中で動員数がほぼ横ばいというのは、それはそれで大したものだと思うし、プロスポーツ二部リーグの平均動員が7000人弱というのはかなり凄いことだと思うのだが、かといってこのままでよいとも思えない。

まず、日本代表の成績とJリーグの人気はもともと関係ない、という認識に立つべきだろう。例えばワールドカップでいくと、初出場だった1998年はともかく2002年以降は結果が良かろうが悪かろうが、そんなに数字には変化はないはずである。例えば2002年のJリーグは、スポーツライターとやらの金子達仁氏によると「大いに盛り上がった」ということになっているが、実は平均観客数は2001年を下回っている。惨敗の2006年は前年比で-4.5%。しかし、2007年には2005年以上の数字に戻っている(これ重要かも)。そしてベスト16に進んだ2010年も、J1は前年比割れ。

まず動員数についての直接原因は明らかである。「ワールドカップ開催年は、日程がきつくて平日開催が増えるので動員数が伸びない」ということなのである。なんだかんだ言っても、平日夜開催は行きにくい。東京のように都心にJリーグのホームスタジアムがないのは興行としては辛いわね。

日程以外の観点では、「代表の試合を見る人たちとJリーグを見る人たちは客層が違う」ということだろう。だいいち、日本代表が活躍すればJリーグの人気が上がるというのなら、バレーのVリーグはもっと優良コンテンツになっているはずであるし、スピードスケートや女子の柔道やソフトボールも花形スポーツになっているはずである。野球はWBCを連覇したのに、日本シリーズはついに地上波全国放送がない事態になった。

ワールドカップやオリンピックで盛り上がっているのは「日本人が活躍するのをみたい人たち」であって、スポーツを見て楽しんでいるわけではないと思う。テレビで大リーグの報道があるときイチローや松井秀喜の個人成績にしか言及されないのもそれと同じ。去年どこがワールドシリーズを争ったか覚えてる人います?

マスコミの人は「いや、日本人選手の活躍を報道することによって、そのスポーツに興味を持つきっかけになってくれればよい」と思ってるのかもしれません。確かにきっかけは大事です。でも興味を持ってくれた人を繋ぎとめる工夫をしているかというと、断然ノーです。

テレビでいうと、スポーツ中継にタレントや歌手を呼んでバラエティ的に盛り上げても、次の日にもっとおもしろいバラエティがあればそっちを見ます。選手の感動秘話とか苦労話を実況アナが叫んでも、翌週に泣けるドラマがあればそっちを見ます。そんなところで勝負してもしょうがないんです。そんな方法では限られたテレビ視聴時間を取り合うだけです。

そうではなくてスポーツ自体のおもしろさをアピールして、見て楽しむ人を増やす。これに尽きると思う。パイを取り合うのではなく、パイ自体を大きくすること。

「日本人が活躍するのを見て満足する人たち」がいてもいいんですよ別に。ただマスコミ(特にテレビ)の人たちに、ビジネスを拡大させていこうという視点が全然見られないのは問題ってことなんです。

いつの間にかマスコミ批判になってしまった。つづきはまたの機会に。

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