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2011年4月 2日 (土)

再発記念-クイーン重箱の隅アルバムガイド(イントロ)

Jリーグ再開までには、初期5枚分の駄文をアップする予定。今日は、実生活にはまったく役立たない、再発の背景を説明したイントロダクションです。

(1)契約
クイーンは、昨年末を以て1973年のデビュー以来配給契約を結んでいたEMIを離れ、2011年よりユニバーサル・ミュージックを新たな配給先としました(当ブログの過去記事)。アメリカおよびカナダについては、1991年よりエレクトラからハリウッドレコードに契約が移っています(今も継続)。ハリウッドレコードは1995年以降ポリグラムに配給を委ねており、さらにポリグラムは1999年にユニバーサル傘下に収まっているので、今回の移籍によりクイーンの配給は全世界でユニバーサルに統一されることになりました。で、過去の英日米でのクイーンの配給契約推移をまとめたものが、下の絵です。

Queen_distribution

上の図内の矢印は「日本ではどこの契約に基づいて発売されてきたか」を示しています。1990年まではアメリカでの契約に基づいて、それ以降はイギリスでの契約に基づいて発売されてきました。この20年間は東芝EMI(*1)のCDに慣れ親しんできましたが、今回の移籍を機にライナーや対訳など一新されることになったわけです。

東芝EMI時代は、
中にはいい加減な再発もありましたが、日本独自のリマスターや精緻な紙ジャケでファンを楽しませてくれました。「クイーンのCDで、世界一音が良いのは日本盤」との評価を得たのもこの時代です。東芝EMIさん、長年の貢献に対して感謝いたします。どうもありがとうございました。フレ箱のライナーはネ申でした。

(2)ジャケット
多分、英米どっちの契約で日本盤が出ていたのかとリンクしているのでしょうが、日本盤は同じタイトルでジャケット違いのものがいくつかあります。ジャケット違いについては個々のアルバムガイドで書きます。


(3)音源
歴代の音源については、だいたいこんな感じです。(*2)

1986年  最初のCD発売(マスターはアナログ盤のものを使用)
1991年  アメリカでのリマスター盤発売
1994年  イギリスでのリマスター盤発売
1998年  日本でのリマスター盤発売
2001年  日本で2回目のリマスター(ART)盤発売
2005年  A Night At The Opera 30周年記念リマスター盤発売
2008-2010年  Singles Collection 収録曲についてリマスター
2009年  Absolute Greatest 収録曲についてリマスター
2011年  全世界でリマスター盤発売(アメリカは5月以降発売

 


過去のリマスター作業は米英日それぞれで行われたので、今回のリマスターで初めてというか20年ぶりというか、とにかく音源が統一されたことになります。


とはいえ、リマスターで音が良くなるとは限りません。世間には強烈にリミッターをかけた上で音圧を底上げしただけのリマスター盤があるのも事実(ウ○ングスとか、ツェ○ペリンとか......)。それに、上で述べたように、クイーンのCDは今でも十分音がよい。従って、過去盤からの買い換えを考えている人は、限定発売のデラックス盤の未発表曲目当てでない限り、評価が定まってからでかまわないと思います。

......ところで冒頭に「Jリーグ再開までには」と書きましたが、予約したCDがまだ届かないんですけど、HMVさん(*3)。

*1 2007年にEMIミュージック・ジャパンに社名変更。
*2 参考文献: レコード・コレクターズ増刊「クイーン アルティミット・ガイド」
*3 おそらく地震の影響です。3月後半発売予定のCDが軒並み延期になっています。

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