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2014年12月 8日 (月)

「俺たち、J2の番犬が似合ってるのかなあ」 (J1昇格プレーオフ 千葉対山形)

表題は帰りの京王線車内で、失意の中年千葉サポの口からこぼれた言葉。最初それが聞こえたときに一瞬「上手いこと言うなあ」と思ったのだが、ちょっと考えると「それ全然違うじゃん」。番犬だったら相手を追い払わないといけない。

番犬は主人がいることが前提。さすがにかませ犬とは言わないが、千葉が昇格プレーオフの引き立て役になってしまってるのは否めない。だからこぼれた言葉なんだろう。それに、心が折れちゃってるのは分かる。中年サポは10年前の、偉大なジェフ・ユナイテッドを知ってるからね......。

2014120800_yazawa

谷澤も壊れちゃった。こんな表情の選手、初めて見た。



以下、試合の感想だが一言で言うと、「引き締まった
非常に良い試合」だった。


点を取らなきゃいけないはずの山形が、序盤あまりプレスをかけてこない。山岸は最初のゴールキックから、リスタートに非常に時間をかけていた。かといってドン引きではなく、選手配置のバランスがとてもいい。実に落ち着いて試合を進めている、そういう印象だった。プレスの強度はむしろ後半の方が高かった。さすがに最後の十数分は落ちたが、それでも守備時に「居て欲しい場所に選手が必ず居る」という状態は保たれていた。

この日の作戦は0-0の時間を長くして、セットプレーに活路を見いだすということだったのだろう。よくある作戦ではあるが、石川と宮阪というJ全体でも屈指のプレースキッカーが2枚もいるので、合理的な判断だ。そしてそれは磐田戦に続いて、この試合でも結実した。決勝点アシストの宮阪は東京U18の出身でしたね。

 

一方の千葉。こちらも慎重な入りだったが、森本の突破から最初のチャンスを作りかけると徐々にボール支配を高めていった。前半の半ば、CKから町田のヘディングに行ったときは決まったと思ったが、ほんのわずかに枠の外。そのほかの時間は、5バックでがっちり固める山形のサイドを崩しきれない。流れの中から得点の匂いはあまりなかったので、あの町田のヘディングが決まっていたら...。そして町田は後半にも、ゴール真ん前でフリーだった味方を見逃すというミス(というのはちょっと酷だが)。彼の日じゃなかった。 

後半冴えていたのは谷澤。山岸に阻まれたが良いミドルに、ロスタイムの決定機に詰めた場面などチャンスによく顔を出し、あとほんの少しでゴール出来そうだった。でも出来なかった。このプレーオフの京王線車内中吊り広告が2年前の写真で、被写体が歓喜の宮沢と悲嘆に暮れる谷澤だったので東京ファンとしては複雑な気分だったのだが、残念ながら再現になってしまった。

結果論だが、ケンペスと田中の投入が少し遅かった。また、交代枠を一つ余すことになったが、ベテラン兵働を使う手はなかったのだろうか。

最後に少し。私の席は千葉サポも多くいるホーム寄りメインスタンドSSで、下の写真の通りゴール場面も目の前で見ていた。これについてオフサイドだとの文句を言ってる人は誰一人としていなかった。帰りの雑踏や電車内でもだ。もちろん選手も文句言ってなかった。みんな負けは悔しくても、結果には納得していたということだ。人間の精度を超えた事象でもあり、こういうのを含めてサッカーだ。これに納得できない人は、ウイイレに専念するのがいいと思う。

 


ここからは写真です。

2014120801_jef_issenhissho
一戦必勝。

2014120802_monte_1130k
113万人の思い。

2014120803_montedio_bigflag
山形ビッグ・フラッグ。

2014120804_jef_choreo
千葉のコレオグラフィー。これには驚いた。

2014120805_goal
決勝点の場面。GKが逆を取られている。

2014120806_yazawa_shot
惜しかった谷澤のミドル。

2014120807_theend
試合終了直後。

2014120808_celebration
歓喜の山形。

2014120809_montedio_blue
試合が終わりスタジアムを出る。振り返ると、スタンドはモンテディオ・ブルーに染まっていた。




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