ドイツ滞在三日目。いよいよ観戦日、目指すはカイザースラウテルンのスペイン対サウジアラビア戦です。ユーロシティに乗るため中央駅に向かいます。おお、パリ行きのこれざんすか。座席指定をしてあったコンパートメントに行くと、おや、日本代表ユニフォームを着た方(男性二人)がいます。おはようございます。
「いやあ、昨日はブラジル戦見て(フランクフルトに)帰ってきたのが3時過ぎ(5時だっけ?)でしたよ」とおっしゃる二人は、静岡出身のご兄弟で普段は清水サポとのこと。こちらは東京サポと自己紹介し、サッカー談義に花が咲きます。ヤナギへの愚痴とか、ヤナギへの愚痴とか、ヤナギへの愚痴とか...。
妻「ご家族でドイツに行こうって話にならなかったんですか?」
清水サポ兄弟「全然そんな話にならなかった。」
おいおい...。でも聞いてみると事情があるようでして。
清水サポ弟「去年、仕事の関係で家族旅行を直前でキャンセルしたことがあるんですよ。だもんで今年の頭に『この日程でワールドカップに行きたいんだけど』と妻に切り出したら、『ほんの二、三日先の家族旅行もままならない人が、どうして半年先の日程が決定しているのよ!!』と怒られちゃって...。」
清水サポ兄「そしたら嫁さんのお母さんが(嫁さんに)『こんなに楽しみにしてるんだから行かせてあげなさい』と説教しちゃうもんだから、嫁さんますますむくれちゃって、もう。」
どははははははは。嫁さんの気持ちもわかる。
途中からスペインのユニフォームを着た日本人の若者(男二名)が乗ってきました。なんとコンパートメント全員日本人です。お二人ともかなりお疲れの様子。
若者A「ホテルは自分で予約したんですけど、場所が風俗街の真ん中(*)ですっごく狭くって怪しくって...。」
私「そりゃお疲れで。で、二人で来たの。」
若者A「こいつと、あと私の妻と。」
私「奥さんは今何してるの。」
若者A「いや、『私行かないことにするわ』って。(奥さんの)会社でもこう言ってるらしいんですよ。 『ドイツには行くけど試合には行かないかも』って。」
確かこうだったような。大意はあってると思う。奥さんすげー。
などなど、この車中での会話は面白かったなあ。盛り上がりすぎて名前を交換するの忘れちゃったよ。
*フランクフルト駅のすぐそば、金融街のすぐ隣のブロックに大きな風俗街があります。
(続く)
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